競艇(ボートレース)の部品交換と話題のセット交換の問題点

競艇の部品交換と話題のセット交換の問題点 競艇選手が部品交換を行う理由 競艇のレースにおいて、選手たちは抽選で割り当てられたモーターを使って一節間戦います。 モーターの調整やセッティングは選手のスキルに委ねられ、部品交換 […]

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競艇の部品交換と話題のセット交換の問題点

目次


競艇選手が部品交換を行う理由

競艇のレースにおいて、選手たちは抽選で割り当てられたモーターを使って一節間戦います。

モーターの調整やセッティングは選手のスキルに委ねられ、部品交換はその一環です。

しかし、なぜ「調整」だけではなく、「部品交換」を行うのでしょうか?


モーターの所有者と部品交換の目的

モーターは競艇場や関連会社が所有しており、選手の個人所有物ではありません。

部品交換の主な目的は「機力の底上げ」です。

モーターをバラしてセッティングをやり直すため、
部品交換を行う選手のモーターは「機力がイマイチ」であると考えるのが妥当です。


部品交換が必要なケース

部品交換が行われるケースには大きく2つの理由があります。

1. 連対率が低いモーターを引いた選手

整備に自信のあるベテラン選手などは、初日から大規模な整備を行うことがあります。

1走目から部品交換を行う選手には注目しましょう。

2. 事故や接触による損傷

レース中の事故や接触によりモーターが損傷した場合も部品交換が必要です。

こうした場合は、航走に支障をきたす不具合が見つかるため、
修理のための部品交換が行われます。


エース機や好気配モーターの選手は交換しない

仕上がっているモーターに手を加えることは、かえってリスクを伴います。

そのため、勝率・連対率が高いモーターを持つ選手は、
大きな損傷がない限り部品交換を行いません。

好モーターの選手が部品交換をした場合、何かしらの問題がある可能性が高いです。


部品交換のルールと制約

競艇の部品交換には、ルールや管理が徹底されています。

交換可能な部品

競艇のモーターは約400点もの部品で構成されていますが、
選手が交換できる部品は決められています。

交換可能な部品は9種類に限定されており、その詳細は次項で解説します。

整備士の許可が必要

部品交換は、開催場の整備士の許可が必要です。

自由に交換できるわけではなく、正当な理由がない場合は却下されることもあります。


部品交換がレース前に公開される仕組み

部品交換が行われた選手の情報は、レース前のスタート展示でアナウンスされます。

また、初日の1走目の前に交換があった場合、その情報は初走に公開されます。

選手の部品交換状況は、ライブ中継やオフィシャルサイトで確認できるほか、
出走表にも履歴が掲載されます。


セット交換の賛否

2024年6月のグランドチャンピオンでは、
24人がエンジンのピストンやシリンダーケースを丸ごと交換する「セット交換」が行われ、
大きな話題となりました。

このセット交換はルール上違反ではないものの、
エース機などの部品を使用することに関して
一部の関係者から公平性に疑問を呈する声が上がっています。


選手が交換できる部品一覧

選手が交換申請できる部品は以下の9種類です:

  1. ピストン
  2. ピストンリング
  3. シリンダーケース
  4. ギアケース
  5. キャブレター
  6. 電気系統一式
  7. キャリアボデー
  8. クランクシャフト
  9. プロペラ

部品交換による影響と評価

部品交換が行われると、その効果を予想することが重要です。

特にピストンやキャブレターは燃焼効率に関係し、出足強化が期待されます。

スタート展示での選手の動きやピット離れに注目し、評価を行いましょう。


絶不調を示す部品交換のパターン

部品交換の内容によっては、選手が整備に苦しんでいると判断される場合もあります。

たとえば「ピストン×2、ピストンリング×4」など、
総取り換えを行った場合は、舟足全般が悪化している可能性が高いです。


まとめ

競艇の部品交換は、選手の戦略の一環として非常に重要です。

モーターの各部品にはそれぞれ役割があり、適切な調整と交換が機力を最大限に引き出します。

部品交換の内容とその狙いを理解することで、より正確なレース予想が可能になるでしょう。

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