高塚清一が最年長勝利記録を更新――現役最年長ボートレーサーの軌跡

高塚清一が最年長勝利記録を更新――現役最年長ボートレーサーの軌跡 2024年8月14日、ボートレース界にまた一つ歴史が刻まれました。 江戸川競艇場で開催されたGⅢ「マスターズリーグ第5戦」の4Rにおいて、 4号艇の高塚清 […]

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高塚清一が最年長勝利記録を更新――現役最年長ボートレーサーの軌跡

2024年8月14日、ボートレース界にまた一つ歴史が刻まれました。

江戸川競艇場で開催されたGⅢ「マスターズリーグ第5戦」の4Rにおいて、

4号艇の高塚清一選手が見事に勝利を収め、自身が持つ最年長勝利記録を更新しました。

彼は77歳6か月という年齢で勝利を手にし、
2023年6月に津競艇場で挙げた前回の勝利から約2か月ぶりの快挙となりました。

レース後、高塚選手は
「できる限りのことをして一生懸命走ります」
とさらなる記録更新への意欲を見せました。

今回は、この最年長ボートレーサー・高塚清一選手の軌跡と、その偉業に迫ります。

高塚清一のプロフィール

高塚清一(たかつかせいいち)は、1947年3月7日生まれで、
静岡県磐田市出身のボートレーサーです。

現在も地元である磐田市に在住し、競艇選手として活躍しています。

デビューは1965年11月、地元の浜名湖競艇場で行われました。

同節で初勝利を挙げ、その後も数々のレースで結果を残してきました。

彼はB1級の選手であり、現在も静岡支部に所属しています。

同期には、古賀武日児(瓜生正義の師匠)や2000勝レーサーの平野小六などがいます。

古賀武日児


彼らはともに競艇界で名を馳せており、
高塚選手もその一角を占める存在です。

競艇界にデビューしてから約60年のキャリアを誇るベテラン選手で、
2015年には加藤俊二選手の引退により現役最年長ボートレーサーとなりました。

加藤俊二

ボートレーサーを志したきっかけ

高塚清一選手が競艇選手を目指すきっかけとなったのは、
父親に連れられて訪れた浜名湖競艇場でのレース観戦でした。



幼少期から公営競技に親しんでいた彼は、
そのレースを見て
「自分ならもっと上手に操縦できるんじゃないか」という気持ちが芽生え、
競艇選手への道を歩み始めます。

そして、高校を中退して競艇養成所に進学し、見事一発で合格。

18歳でデビューを果たし、現在に至るまで、競艇界の第一線で活躍を続けています。

高塚清一のプレースタイル

高塚清一選手は、
その特異なプレースタイルから「かまし屋」という異名を持っています。

彼の得意技は、進入時にスリットで先手を取って、
アウトから内側の艇をまくり潰すという攻撃的な走りです。

特に4コースからのまくりが得意で、3連対率は50%を超えています。

この「かまし屋」という異名に象徴されるように、
彼のレーススタイルは非常にアグレッシブで、
年齢を感じさせないエネルギッシュな走りを見せ続けています。

さらに、高塚選手はモンキーターンのパイオニアとしても知られています。

1990年代前半に登場したこの新しい旋回方法をいち早く取り入れ、
現在のスタイルを確立しました。

当時はまだ減速ターンを用いる選手が多かった時代に、
彼はモンキーターンを導入し、より攻撃的なレース展開を可能にしたのです。

この挑戦的な姿勢こそが、
長年にわたって彼がトップレベルで走り続ける理由の一つでしょう。

高塚清一の生涯成績と獲得賞金

2024年時点での高塚清一選手の通算勝利数は約2390回に達しており、
通算優勝回数は47回を誇ります。

彼が節目の2000勝を達成したのは2007年で、
この時点ですでにボートレース界において伝説的な存在となっていました。

また、高塚清一選手の生涯獲得賞金は推定で5億円を超えるとされています。

近年(2022年、2023年)の年収を見ても、
年間1000万円以上の賞金を手にしており、2023年には1273万円を獲得しています。

B1級のボートレーサーとしては、非常に高いレベルを維持していることがわかります。

高塚清一の引退の噂と今後

高齢のため、何度か引退の噂が流れることもありましたが、
高塚清一選手はそのたびに現役続行を表明してきました。

彼は2022年に最年長優出記録を更新した際、
「選抜戦や優勝戦に関係なく、走らせてもらえるだけでもありがたいね」
と語り、引退する意思がないことを強調しています。

また、今回の最年長勝利記録更新後も、
「できる限りのことをして一生懸命走ります」とさらなる意欲を見せており、
現役生活を続けるつもりであることが明らかです。

彼のこの姿勢には、多くのファンや同業者からも尊敬の念が寄せられています。

高塚清一の人間性と家族

高塚清一選手は、弟子を取ったことがないことで知られていますが、
多くの後輩レーサーから尊敬されている人物です。

特に同じ静岡支部の植木通彦笠原亮からは、リスペクトの言葉が寄せられています。

後輩たちからは、彼の真摯な姿勢やレースに取り組む姿勢が高く評価されており、
その人間性にも多くのファンが魅了されています。

植木通彦
笠原亮

私生活では、妻との生活が知られており、
夜には奥さんと晩酌をすることが多いそうです。

家族についての詳細な情報は公開されていませんが、
長年のパートナーとして支えてきた妻との穏やかな生活が、
高塚選手の活躍を支えていると言えるでしょう。

まとめ

高塚清一選手は、77歳を超えてもなお、
ボートレース界で輝きを放ち続ける現役最年長のボートレーサーです。

彼の挑戦は今後も続き、ファンや関係者に感動を与え続けることでしょう。

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