ボートレーサー清水愛海:その挑戦と成長の軌跡

ボートレーサー清水愛海:その挑戦と成長の軌跡 清水愛海(しみずあみ)は、山口県柳井市出身の女子ボートレーサーで、127期生として2020年11月にデビューしました。 彼女のデビューからの活躍は目を見張るもので、養成所での […]

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ボートレーサー清水愛海:その挑戦と成長の軌跡

目次

清水愛海(しみずあみ)は、山口県柳井市出身の女子ボートレーサーで、
127期生として2020年11月にデビューしました。

彼女のデビューからの活躍は目を見張るもので、
養成所での成績も非常に優秀です。

清水は、
女子として初めて「リーグ戦勝率1位」と
「養成所チャンプ」の両方を達成し、
ボートレーサーとしての高いポテンシャルを示しました。

この記事では、彼女の生い立ちやキャリア、
さらには彼女を支える人物たちとの関係について詳しく紹介します。

生い立ちとボートレーサーへの道

清水愛海は母子家庭で育ち、
山口県の岩国総合高校ではバスケットボール部に所属していました。

進路を考え始めた高校3年生のとき、
ボートレーサーという職業に興味を持ち始めました。

きっかけは、母親が同じ山口支部のボートレーサー、
高岡竜也選手の両親と知り合いだったことから。

高岡竜也

そこで、清水は初めてボートレースを観戦し、
そのスピード感と迫力に魅了され、ボートレーサーを志しました。

彼女が養成所で目指していたのは、
母親を楽にさせたいという思いでした。

清水は「母子家庭だったため、母に恩返しをしたいという気持ちが強かった」とインタビューで語っています。この強い動機が、彼女の厳しいトレーニングに耐え抜き、トップクラスの成績を収める原動力となりました。

養成所での功績

清水愛海は、養成所で数々の快挙を達成しました。

彼女は「リーグ戦勝率1位」を記録し、
さらに「修了記念競走」で優勝して「養成所チャンプ」にも輝きました。

養成所での成績は、リーグ戦で5回の優出と2回の優勝を果たし、
勝率7.12という非常に高い数字を残しました。

女子レーサーが勝率で男子を上回るのは非常に稀で、
清水はその実力を早くから証明していました。

デビュー後の苦闘と成長

2020年11月、清水は徳山競艇場でデビューを果たしました。

しかし、デビュー戦では転覆失格となり、
スタートから厳しい船出となりました。

その後も、事故や転覆が続き、安定した成績を残すまでには苦労がありました。

特に、2021年には「転覆女王」と揶揄されるほどの事故率の高さが問題視されました。

競艇では、事故率が一定以上になると級が降格される
「事故パン」と呼ばれる制度があり、
清水もこの制度に引っかかりそうな危険な状態にありました。

しかし、彼女は持ち前の粘り強さでこれを乗り越え、
デビューから1年後の2021年11月には、徳山で初勝利を挙げます。

これが彼女にとっての大きな転機となり、
さらに2022年には江戸川競艇場でのG3オールレディースで初優出を果たすなど、
成績が向上していきました。

2024年12月地元下関で悲願の初優勝

2024年12月13日、ボートレース下関で開催されたG3「オールレディース ジュエルセブンカップ」。

2号艇から華麗な差しを決め、デビューから4年1ヵ月、悲願の初優勝を果たした。

初優勝の詳しい内容をまとめた記事はこちら

支えとなる人物たち

清水愛海がここまで成長できた背景には、
彼女を支えてきた多くの恩師や仲間の存在があります。

特に、養成所時代の教官であった荘林幸輝氏の影響は大きく、
清水は「恩師」として深い敬愛を抱いています。

荘林幸輝

荘林氏は、現役時代に数々のG1タイトルを獲得した実力者で、
引退後に養成所の教官となりました。

清水は荘林氏から技術だけでなく、
精神的なアドバイスも多く受けており、
現在でもレース前に連絡を取り、助言をもらうことがあるそうです。

また、デビュー後には山口支部の
ベテランレーサー原田篤志選手を師匠と仰ぐようになりました。

原田篤志

原田選手はA1級の実力者であり、
清水に安定した走りの重要性を教えてくれています。

彼女の師匠として、これからの成長を見守りながらも、
的確なアドバイスを送り続けています。

挑戦の継続

清水はデビューからの数年間で数々の困難を乗り越え、
A級レーサーへの昇格も果たしましたが、
その道は決して平坦ではありませんでした。

彼女は、勝率を気にしすぎた結果として
事故や転覆が続いた時期について「ボートが嫌になりそうだった」と振り返ります。

しかし、その後の成長を支えたのは、
他のベテランレーサーからの助言や自身の努力でした。

今村豊

特に、元ボートレーサーの今村豊選手からは、
スタートやコース取りについての重要なアドバイスを受け、
外からのスピード旋回を磨くことに集中するようになりました。

この教えは、清水が今後さらに上位の舞台で活躍するための技術的な土台となっています。

現在の課題と未来への展望

2023年の後期では、勝率5.32とA級への昇格は果たせませんでしたが、
それでも清水は諦めず、自身の技術をさらに磨いています。

彼女の事故率は過去に0.60を超え、危険な状況でしたが、
最近ではその数字も改善し、無事故での完走が増えてきています。

これにより、今後さらに安定した成績を残し、
上位を目指す姿勢が見えています。

清水愛海は、まだ若手の部類に入りますが、
彼女の持つ潜在能力や技術力は業界内でも高く評価されています。

特に、2022年のG3オールレディースでの優出や、
デビューからわずか1年半でA級昇格を果たした実績は、
今後の更なる飛躍を期待させるものです。

まとめ

清水愛海は、まだデビューから数年しか経っていないものの、
その実力と成長速度は目覚ましいものがあります。

彼女の今後の目標は、さらなる技術向上と安定した成績を残すこと。

そして、最終的にはビッグタイトルを獲得し、
ボートレース界のトップに立つことを目指しています。

清水の挑戦はまだ始まったばかりであり、
彼女の今後の活躍には大いに期待が寄せられています。

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