競艇の「チルト」とは?

競艇の「チルト」とは? チルトとは何か? 「チルト」とは、ボートに取り付けるモーターの角度を指します。 この角度を調整することで、ボートの挙動やレースの展開に大きな影響を与えるため、選手はレース前に自分のボートのチルトを […]

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競艇の「チルト」とは?

目次

チルトとは何か?

「チルト」とは、ボートに取り付けるモーターの角度を指します。

この角度を調整することで、ボートの挙動やレースの展開に大きな影響を与えるため、
選手はレース前に自分のボートのチルトを自由に設定します。

ただし、競艇場ごとに設定できるチルト角度には制限があり、その範囲内で調整を行います。

チルトの設定範囲

一般的なチルト角度は「-0.5度」から「3度」までの8段階(0.5度刻み)に設定されています。

  • -0.5度:標準的な設定。接水面積が大きく、出足が良くなり安定感が増す。
  • 3度:最大角度。接水面積が小さく、直線での伸びが最大になるが、コーナーでの安定性が低下する。

チルト角度の影響

  1. 角度を下げる(-0.5度に近づける)
  • 艇先が下向きになり、水面との抵抗が大きくなる。
  • 出足が良くなり、安定感が増す。
  • 直線でのスピードは劣るが、コーナーでの安定性が高まる。
  1. 角度を上げる(3度に近づける)
  • 艇先が上向きになり、水面との抵抗が小さくなる。
  • 直線での伸びが最大になるが、出足が劣り、コーナーでの安定性が低下する。
  • 細かいハンドル操作が難しくなる。

チルト角度の選択

現代のボートレースでは「-0.5度」が標準的です。この設定が主流である理由は、
2014年に導入された「出力低減モーター」の影響です。

このモーターにより、直線の伸びが制限されるため、
安定感を重視する「-0.5度」が選ばれやすくなっています。

チルトの効果的な使い方

  • 風速や波の高さに応じた調整:風速が5m以上や波が高い場合は「0度」にする選手が多く、直線での伸びを重視します。
  • アウトコースの選手:6コースから走る「アウト屋」と呼ばれる選手たちは、チルトをはねて直線でのスピードを重視することが多いです。

競艇場ごとのチルト角度制限

競艇場ごとに最大角度が異なり、選手はその範囲内で調整を行います。

例えば、戸田競艇場は0.5度、桐生競艇場は1度など、
各競艇場の制限を把握しておくことが重要です。

チルト角度の変更によるメリットとデメリット

  • 角度を上げる(チルトをはねる)
  • メリット:直線でのスピードが増し、伸びが最大になる。
  • デメリット:コーナーでの安定性が低下し、細かいハンドル操作が難しくなる。
  • 角度を下げる(チルトを下げる)
  • メリット:出足が良くなり、安定感が増す。
  • デメリット:直線でのスピードは劣る。

チルトをはねる代表的な選手

  • 阿波勝哉:アウト屋のレジェンド。全盛期には最大角度の3度で走ることが多かった。
  • 菅章哉:ボートレース界でチルト3度を極めた選手の一人。大きな大会では最大角度で挑むことが多い。
  • 和田兼輔:インコースでもチルト0度を貫く選手。
  • 堀之内紀代子:女子No.1のまくり屋として知られ、全レースでチルト3度に調整することもある。
  • 仲道大輔:若手のチルト3度使いで、アウトコースでの一撃を狙うことが多い。

まとめ

チルト角度の調整は競艇の重要な要素であり、レースに大きな影響を与えます。

角度の選択によるメリット・デメリットを理解し、
レース展開や競艇場ごとの特性を把握することで、
より精度の高い予想が可能になります。

競艇初心者の方も、この基本知識を踏まえてレースを楽しんでください。

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