競艇(ボートレース)における級別審査とは?条件、級別の年収など

競艇(ボートレース)における級別審査とは? 競艇における級別審査は、選手の実力に応じたランク付けをする仕組みです。 このシステムは、選手が出られるレース数や大会グレードを決定します。 競艇の級別は4つあり、上から「A1・ […]

TOP » 競艇(ボートレース) » 競艇の基礎知識 » 競艇(ボートレース)における級別審査とは?条件、級別の年収など

競艇(ボートレース)における級別審査とは?

目次

競艇における級別審査は、選手の実力に応じたランク付けをする仕組みです。

このシステムは、選手が出られるレース数や大会グレードを決定します。

競艇の級別は4つあり、上から「A1・A2・B1・B2」の4段階に分けられます。

成績が良い選手にはより多くの出走機会が与えられ、高額賞金のレースに斡旋されやすくなります。

逆に言えば、上位階級ほど賞金を稼ぎやすくなります。

級別審査の基準は「勝率」で、一般財団法人日本モーターボート競走会が定める「選手級別決定基準」に沿って実施されます。

勝率の定義は他の競技と異なり、レースごとに与えられる「着順点」をベースに算出されます。

勝率の算出方法は「着順点の合計÷出走回数」で、例えば審査期間中の着順点合計が630点、出走回数が90回の場合、630÷90=【7.00】が勝率となります。

級別審査の期間は6ヵ月で、つまり各選手の級別は半年に1度のペースで見直されます。

前期の審査期間は6月~11月で、後期の審査期間は12月~翌年5月です。

一見、中途半端な時期にも思えますが、翌日から新しい級別とはいかない事情があってのルールです

審査終了後の成績確認期間(7日間)と選手出場斡旋委員会を挟んで正式な級別が決定すること、そしてすでに入っている斡旋をすべて消化する必要があるため、新級別は審査終了から2ヵ月後となる「1月1日」と「7月1日」に適用されます。

級別審査の「条件・ルール」

級別審査の「条件・ルール」について解説します。

競艇における4つの級別(A1、A2、B1、B2)には、それぞれ定員と昇級(残留)の基準が設けられています。

最上位となるA1級は全体の2割で、A2級と合わせて4割がA級レーサーという割合です。

B2級には定員がなく、勝率が低い選手に加えて不良項目があった選手もここに含まれます。

また、B2級を除く級別には「最低出走回数」の義務があり、
下回った場合はランクが降格します。

A1級相当の勝率でも出走回数が90回未満だった場合、
次の期はA2級以下が確定します。

過去の級別在籍選手数と勝率ボーダーを見てみると、
ここ最近は、A1級が勝率6.20前後、A2級が5.40前後で推移しています。

また、勝率2.00以上が条件となるB1級については、
定員の50%(約800人)に達することが稀であり、多くの期で定員割れが発生している状況です。

A1級とA2級のノルマ

A1級とA2級のみ、勝率・出走回数と合わせて連対率のノルマがあります。

条件は「2連対率30%以上」ならびに「3連対率40%以上」。

達成できない場合は、他の条件に関わらずB1級に落とされてしまいます。

ただ、このノルマを達成できない選手は、A1・A2のボーダーに達すること自体、現実的に難しいでしょう。

基本的に勝率を追っていくことで問題ないケースがほとんどです。

B1級の連対ノルマは2016年に撤廃されました。

他の公営競技における審査内容も参考になります。

競艇に限らず、競輪やオートレースでも選手の成績を審査するシステムが導入されています。

それぞれに明確なランク付けがあり、

階級によって出られるレースや賞金などの待遇もそれぞれ違ってきます。

級別審査は選手の強さをランク付けするためだけではありません。

与えられた級別はボートレース界における地位を表し、
選手としての扱いや待遇にも差が生まれてます。

級別ごとの斡旋回数は、A1級:月3節(月27走前後)、
A2級:月3節(月27走前後)、B1級:月2節(月18走前後)、
B2級:月1節(月9走前後)となります。

これはあくまで目安で、出走回数は開催日数や選手の斡旋状況によって異なりますが、
B2級でも選手自身の拒否がない限り、最低月1節の斡旋が保証されています。

近年の女子レーサーを取り巻く環境

女子レーサーにおいては近年ちょっとした変化が見られています。

従来のオール女子戦(オールレディース、ヴィーナスシリーズ)に加えて、男女W優勝戦の開催も増加。

選手が足りない場合は、B1級以下の選手が呼ばれることもあります。

女子選手は全体で約250名しかいないので、
最近ではB2級の女子レーサーでも月2節の斡旋を受けられるケースが増えているようです。

優遇されている主な理由は、オール女子戦の売上が好調だからです。

最高峰のレース「SG」

最高峰のレース「SG」については、最大でも52選手しか出られない狭き門です。

A1級というだけで出場権を得ることはできず、
A1級の中でも特に実績(あるいは人気)の高い選手だけが出場できる舞台となります。

ただし、A2級以下であってもSGに出場可能です。

級別の平均年収

級別の平均年収については、参考までに、
ボートレーサー全体の平均年収は約1700万円と言われています。

そのうえで、級別の平均年収は以下の通りです。

  • A1級:約3,000万円
  • A2級:約1,800万円
  • B1級:約1,100万円
  • B2級:約500万円

競艇はSGやG1を勝てば収入が大きく跳ね上がる世界です。

トップレーサーともなれば年間1億円を超えてきます。

ただ、A1級の平均が約3,000万円である以上、
A1級下位だとA2級とそれほど変わらない年収であることが想定されます。

わずか320名ほどしかいないA1級でも収入はピンキリということです。

あまり話題に上がらないB2級の年収ですが、サラリーマンの平均年収より少ない選手は沢山います。

級別を超えた特例措置

競艇では級別を超えた特例措置も用意されています。

将来有望な若手レーサーが選出される「スター候補選手」と呼ばれる強化・育成プロジェクトがあります。

トップルーキー(15名以内)は登録6年以内のA1級レーサーから選ばれ、
15名以上の場合は、勝率上位者から選出されます。

フレッシュルーキー(各場2名以内)は登録5年以内で各競艇場から推薦された選手です。

トップルーキーおよびフレッシュルーキーに選出されると、
特別な講習・訓練を受けられる他、未選出の選手より斡旋措置を優遇されます。

ただし、G1・G2への斡旋に関してはトップルーキーのみです。

女子レーサーにおいては近年ちょっとした変化が見られています。

従来のオール女子戦(オールレディース、ヴィーナスシリーズ)に加えて、男女W優勝戦の開催も増加。

選手が足りない場合は、B1級以下の選手が呼ばれることもあります。

女子選手は全体で約250名しかいないので、
最近ではB2級の女子レーサーでも月2節の斡旋を受けられるケースが増えているようです。

優遇されている主な理由は、オール女子戦の売上が好調だからです。

まとめ

これらの情報から、競艇の級別審査は選手の実力と成績を公正に評価し、
適切なレースと待遇を提供するための重要な仕組みであることがわかります。

それぞれの級別には明確な基準があり、選手はその基準を満たすことで昇級し、
より高額な賞金を獲得するチャンスを得ることができます。

また、特例措置や女子レーサーへの配慮など、
選手の多様なニーズに対応するための制度も整備されています。

これらの仕組みにより、競艇は公平で競争力のあるスポーツとして成り立っています。

しかし、これらの制度も常に見直しと改善が求められており、
競艇界は選手の実力と公正性を保つために日々努力を続けています。

最近観覧した記事